いつの間にか、「最近太ってきたな」なんて思ったことはないですか?
その原因は暴飲暴食と解りつつ何年も行動に移さないままで、放っておくと食べだすと止まらない、お腹が空いているわけではないのに食べたくなるというようになってしまいます。
今回は暴飲暴食やその予備群等の食べることがやめられない人を対象に、原因と症状そして効果的な対処法を紹介します。
その1:いろんなストレスからくる暴飲暴食!
現代社会において2人に1人がストレスを抱えており様々な症状がある中で、暴飲暴食もストレスが原因の一つです。仕事や人間関係、家事、子育てなど、人によって原因は違いますが、現在はストレスを抱え込みやすい環境でもあり、常にストレスとは隣り合わせの状況となっています。
人は食欲によってストレスから脱出しようと、脳内ホルモン(ドーパミン)を出す働きをします。この快感を得ようとするドーパミンこそが、最大の原因である、「止まらない暴飲暴食」となるのです。
改善方法
ストレスは発散することが最も重要で、スポーツや娯楽等も一つの方法です。自分が一番好きなことを行う事で、食べることから気分を紛らわすことも必要です。
仕事と遊びを切り替えて、それぞれを充実させることが大切になります。リフレッシュの時間を充分にとり満足感を得るように心がけよう!気分転換を行って、精神面や身体面に良い環境と改善が可能となりますよ。
その2:体内のインシュリホルモンの作用が暴飲暴食になる!
- 人間は血糖値が下がると空腹感を感じます。
- それで「暴飲暴食」などによって血糖値が急激に上昇していきます。それにより一旦、空腹感はなくなります。
- すると血糖値を下げようとインシュリンホルモンが大量に分泌されます。
- 血糖値が通常よりも下がりすぎてしまい、また空腹感を感じます。
この繰り返しが、暴飲暴食の原因となるのです。
改善方法
玄米は食物繊維を摂取するのに最も効果的な食品です。玄米は血糖値の上昇の仕方が緩やかなので、インシュリンの分泌も抑えられます。食物繊維のある物は、糖の吸収を穏やかにし血糖値の乱れを防ぎますよ。さらによく噛んで食べることで満腹感を促進します。
食欲を抑えるには、満腹感を感じさせる旨み成分を食事の最初に摂取しましょう。例えば、旨み成分であるタンパク質(アミノ酸)は、食事の最初に温かい汁物を摂ることで効果が発揮されるのです。
空腹を感じやすい食べ物は避けましょう!例えば、食べ物では、甘い菓子パンやスナック菓子などです。飲み物では、甘い炭酸水や冷たい飲み物等は避けてください。急激に冷たい物や刺激のある物を飲食することで血糖値を上げてしまいます。
このように、食べ物や食べ方を変えるだけで効果的な改善方法となります。
その3:偏った食事は、暴飲暴食につながります!
忙しい生活の中でバランスのとれた食生活はなかなか難しいものです。自炊をすることで、食事の偏りは少なくなるのですが、仕方なく簡単な自分の好きな物だけを食べ、カロリーはあっても栄養分がほとんどない食べ物になりがちです。
それによって体が食を欲し、その結果暴飲暴食になるのです。
改善方法
バランスの良い食事を摂るように習慣をつけましょう。また、サプリメント等でビタミン類、ミネラル類の補給をしましょう。 栄養分を補給することで暴飲暴食は緩和されます。
その4:睡眠不足や栄養不足による空腹感
難しい医学的な用語は抜きとしまして簡単に説明しますと
- 睡眠不足になると脳内物質が食べたいという感情になってしまいます。
- また睡眠不足の状態が続くと甘いものや塩分の多いものを欲するようになります。
これらの、睡眠不足や栄養不足が暴飲暴食になってしまうのです。
改善方法
しっかりと睡眠をとり、栄養(炭水化物・タンパク質・脂質)のある食べ物を適量に摂取することで改善されるでしょう。
その5:過食症による食欲の危険性
過食症とは「神経性大食症」と呼ばれ、食欲のコントロールができなくなり過剰に食べてしまう症状です。過食とおう吐を繰り返す場合と過食だけを続けてしまう場合があります。
過食症のほとんどは拒食症(食べられない状態)の後の段階で引き起こす場合が多く、精神的や身体的に様々な障害を引き起こします。
主な特徴としては
- 食欲を抑えられず過剰に食べてしまう
- 食べる間隔が短く食べてもすぐに食べたくなってしまう
- 急激な体重増加、嘔吐と下痢を繰り返す
- 食べ過ぎた分を吐き出してしまう。「過食嘔吐」
吐かずに過食症状だけを続ける場合の原因と症状はバランスの乱れ、ホルモンの分泌異常で、暴飲暴食を抑えることが困難になり様々な合併症もあり、激しい自己嫌悪からウツ病や自殺に発展する事もあります。
改善方法
- カウンセリングによる治療する方法。
- 薬で治療する方法。
- 薬を使用せず栄養サプリメントと用いて治療する方法。
- 重症化した場合は、入院して治す場合もあります。
非常に厄介な症状が出る摂食障害ですので、上記の特徴を参考にして頂いて早期な治療を施してください。
さて、今回は食欲暴走!とまらない暴飲暴食!の原因と改善できる5つのポイントについて紹介しましたがいかがでしたか?
暴飲暴食と言っても様々な原因があり、そして症状も色々です、暴飲暴食は普段の自己管理によって改善されることも理解していただけたと思います。さらに、日々の食事療法だけではなく、体を動かす運動も食欲を抑制する効果があり、特に有酸素運動は効果が高いと言われています。自分ができる範囲で楽しみながら定期的に体を動かし健康に留意してください。
食欲暴走!とまらない暴飲暴食!の原因と改善できる5つのポイント
その1:いろんなストレスからくる暴飲暴食!
その2:体内のインシュリホルモンの作用が暴飲暴食になる!
その3:偏った食事は、暴飲暴食につながります!
その4:睡眠不足や栄養不足による空腹感
その5:過食症による食欲の危険性