姿勢が原因?辛い五十肩の症状を理解し正しく対策するには?

姿勢が原因?辛い五十肩の症状を理解し正しく対策するには?

姿勢が原因?辛い五十肩の症状を理解し正しく対策するには?
加齢に伴い肩が痛み、動かしにくくなってきます。特に転倒したりぶつけたりしたわけではないのに肩が上がらない、鋭い痛みが出るといったような症状はないでしょうか。

加齢により肩が痛むことを通称四十肩や五十肩と呼びますが、特に50代になると肩の痛みが出てくる人が多くいます。

今回はこの五十肩の原因とその対処法について紹介します。

意外と知らない五十肩の症状

五十肩は正式名称を肩関節周囲炎と言います。その名の通り、肩関節の周辺が炎症を起こすことにより生じるこの五十肩ですが、症状としては以下のようなものが挙げられます。

激しい痛み(急性期)

まず五十肩になって最初に感じる症状が激しい痛みです。棚にあるものをとろうとして腕を上げた時に痛みが走ったり、背中を書こうとした時に激痛を感じるなど、肩を動かした際に痛みを感じるようになれば、それは五十肩である可能性が高いです。

痛みが出始めた初期においては、何もしなくても痛むということもあり、肩だけでなく腕の付け根にも痛みが生じ、少しでも動かすだけで辛いということもあります。ちなみに両肩に同時に痛みが生じるというケースは少なく、片方の肩が突然痛くなるという場合がほとんどです。

可動域が狭まる(慢性期)

急性期の激しい痛みは1週間ほどで治まってきますが、それに伴い痛みが鋭い痛みから重くのしかかるような鈍い痛みに変わってきます。そして、肩関節の可動域が制限されるようになり、思うように肩を動かせなくなってきます。

両手を挙げでバンザイのポーズをとろうとしても左右で挙げられる高さに差が出てしまうことがありますが、まさにこの状態です。

五十肩の原因は姿勢?

急性期

五十肩が生じる原因については急性期の場合、加齢に伴い肩周辺の筋肉や関節を覆う膜が劣化または靭帯がゆるくなってしまうことで痛みが生じてしまうとされます。

ストレスや生活習慣、普段力仕事をすることが多い場合も五十肩の症状を生じさせる原因になります。若い頃に運動で肩を傷めた場合や、普段の姿勢が悪く背中が曲がっている方も、それにより筋肉が引っ張られて、五十肩の症状が出やすいとされます。

慢性期

慢性期の可動域の制限については、急性期により痛みが生じることにより肩を動かす機会がなくなり、それにより肩周辺の筋肉が凝り固まってしまうことや、肩周辺の組織が癒着(ゆちゃく)してしまうことが原因となります。

五十肩になってしまった時の過ごし方

急性期

急性期の五十肩の場合は、とにかく肩を無理に動かさないことが大事です。痛みがひどく動かせないというのが正直なところだとは思いますが、まずは痛みが引くまでは刺激を与えないということを徹底しましょうね。

あまりに痛みが激しい場合には、痛み止めを飲むことも考えましょう。また、血行が悪くなっているため、ぬるめのお湯に浸かるなどして筋肉や関節をケアするようにしましょう。湿布を貼る場合には、冷たい湿布を使うようにしてください。あまりにも痛みがひどい場合には、悪化している可能性もあるので、医師に相談することも大事です。

慢性期

慢性期においては、少しずつ肩を動かすということを意識してください。痛みが治まっても肩を動かさない状態が続くと、肩周辺の筋肉はどんどん硬くなってしまい、可動域を失っていきます。

ただし、動かすといっても手を上に挙げるなどの無理な動作はせず、まずは軽いものを持って手を左右に動かすという動きをし、肩の筋肉をほぐしていきましょう。

五十肩の対策方法

日ごろの生活習慣を少し意識するだけでも、五十肩の対策になります。例えば、日ごろから肩の筋肉のストレッチをしておくだけでも、五十肩の対策になります。

ストレッチ方法はシンプルで、手を上に向かって伸ばすというやり方で十分です。これにより肩の筋肉だけでなく、背中の筋肉も伸ばすことができます。肩が痛くならないようにするには肩のストレッチだけ行えばいいというものではなく、体全身をまんべんなくストレッチしておくことが大事になります。

体のどこかの部分が硬くなったり正しい姿勢を保てないと、それがどこかしらの筋肉に負担をかけることになります。その他、体操を日ごろから行うのも五十肩対策としては有効です。肩をグルグルと回転させる方法や、水平に手を広げて上下させることで肩の筋肉を程よく刺激することができます。

さて、今回は姿勢が原因?辛い五十肩の症状を理解し正しく対策するには?について紹介しましたがいかがでしたか?

年齢を重ねるとともに、体の関節や筋肉が衰えてしまうことは避けられないことです。しかし、日ごろから肩の筋肉を動かすように意識したり、ストレッチを行うことで、症状を抑えることができます。

筋肉は使わないとどんどん硬くなってしまい、動きが悪くなってきます。まずは体を動かす習慣を若いうちから身に付け、若々しい筋肉を維持することが大事になってきます。痛みが出てからの対策を考えるよりも、痛みが出ないように生活することを意識するようにしましょうね。

姿勢が原因?辛い五十肩の症状を理解し正しく対策するには?

  1. 意外と知らない五十肩の症状
  2. 五十肩の原因は姿勢?
  3. 五十肩になってしまった時の過ごし方
  4. 五十肩の対策方法

姿勢が原因?辛い五十肩の症状を理解し正しく対策するには?
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