超辛くて怖い便秘!直腸性便秘の原因と症状・効果的な改善方法とは?

超辛くて怖い便秘!直腸性便秘の原因と症状・効果的な改善方法とは?

超辛くて怖い便秘!直腸性便秘の原因と症状・効果的な改善方法とは?
便秘には様々な原因があります。中でも超辛い便秘「直腸性便秘」をご存知ですか?

直腸性便秘になる人は、多忙の中、トイレに行きたいのに行くのが難しい方に多い便秘です。一般的な便秘と違い、対策が困難な便秘で、その上「直腸性便秘」は慢性化しやすく、改善方法を間違えれば悪化する場合もあります。

今回は、非常につらい直腸性便秘の症状や原因、危険性とそれに対する対処法についてご紹介します

その1:直腸性便秘の症状とは?

直腸性便秘は、肛門や筋肉の問題によってうまく排便が困難なことからくる便秘です。大きく分けると5つの症状があります。

あまり便意を感じない症状

肛門に便がきていても便意が感じなくなってしまう症状です。忙しくてトイレに行けなく我慢することから、腸に便が溜まった水分を奪われることで便は硬くなり、それで排便が難しくなり悪循環に陥ってしまいます。

排便の時に痛みや違和感のある症状

痔などが原因で便意があるのに、痛みや違和感があることから、排便が難しく便秘になります。これが元で便意を感じなくなり、そのため便秘の慢性化につながります。

排便で「上手に、いきむ事が出来ない」症状

便意があり、痛み等がないのに、上手く「いきめない」ことで排便が困難になる症状です。

便が非常に硬くなる症状

直腸性便秘は、他のタイプの便秘よりも、特に便は太く硬くなります。症状としては排便が困難になります。

「便秘薬」で下痢をしてしまう症状

一般的な大腸に問題のある便秘に使用する便秘薬を飲むと下痢をしてしまう症状です。
直腸性便秘は、腸の収縮運動でもある蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進する必要性がないので、他のタイプと違う便秘薬をのむと下痢をしてしまいます。注意が必要です。

その2:直腸性便秘になってしまう恐ろしい原因

直腸性便秘になりやすくなる理由として大きく分けると以下の5つになります。

日常的な便意の我慢を習慣化することが原因

日頃、多忙な生活や仕事の都合によって排便の我慢が原因で、直腸性便秘になる方が多いのです。次第に直腸が刺激に慣れてしまい便意を感じにくくなってしまいます。

少しの便意でも我慢しないでトイレに行きましょう。

直腸内にできた「くぼみ」が原因

直腸にくぼみ(直腸瘤ちょくちょうりゅう)ができ、そこに便がつまり便秘を引き起こします。直腸瘤はレクトシールとも呼ばれ、体の構造上が原因で、女性に多い便秘になる症状と言われています。

直腸瘤も便秘を我慢することで生じます。

痔や肛門付近の緊張が原因

直腸性便秘に悩まされている人の多くは痔が原因です。排便時に痛みがあるため、排便回数も少なくなり我慢の結果、直腸性便秘になってしまいます。

便の排出時に、肛門周辺の筋肉が緊張してしまう症状を「アニスムス」と言います。排便時の力が緊張状態になるため、排便がスムーズにできなくなるのです。

アニスムスは、トイレが長いとか、トイレに入ってもなかなか排便できないような悩みのある
方に多く見られます。
※直腸瘤・痔・肛門緊張(アニスムス)の方は、病院で適切な処置が必要です。

便秘薬や浣腸の多用が原因

直腸便秘の場合、一般的な便秘薬は直腸に対して効果が及ぶものは少ないです。また、便秘薬や浣腸の多用により腸の神経が薬の刺激になれてしまい、自然な便意を促せなくなります

さらに、便秘薬や浣腸の多様が原因で悪化する可能性もあります。

老化による原因

高齢者や寝たきりの生活の方々に多くみられるのが直腸性便秘です。便意を伝える神経の働きが鈍り、我慢をしているわけでもないのに直腸性便秘になるケースが多いのです。

その3:治さないと多くの影響と危険性がある!

直腸性便秘はただの便秘と対して変わらないでしょ?と油断してはいけません!直腸性便秘は、人体への悪影響と危険性があります!

直腸性便秘だけでなく、便秘は健康面や体臭・口臭等に影響を及ぼします。
便秘による体臭や口臭の原因は、腸内にある便に含まれたガスが血液中に溶け込み、皮膚や呼吸などを通じて外部に排出されることが原因となります。

さらに、直腸性便秘が慢性化することによって、大腸にとっても大きな負担となり、直腸内の便が溜まることで毒素となり、大腸がんなどの危険性が大きくなります。

このように便秘は健康に対して大きな危険性をはらんでいます。

その4:直腸性便秘の改善方法をご紹介!

直腸性便秘の恐ろしさを知ったところで、直腸性便秘の解消方法をご紹介します。便秘で気になる人は今日から始めてください。

水分補給で便秘解消

直腸性便秘は、特に便が太くて固くなり排出が難しくなるので、こまめな水分補給から、便に水分がいきわたるようにしましょう。

水を1日2リットル飲むように心がけましょう。常温水や白湯での水分摂取がお勧めです。冷たい水は体を冷やすため摂らないようにしましょう。

水溶性食物繊維を摂取する

食物繊維には腸内環境良くし便秘に効果はありますが、直腸性便秘の場合には、食物繊維の過剰摂取は症状を悪くするので注意してください。

食物繊維は2種類(不溶性食物繊維・水溶性食物繊維)あり、水溶性食物繊維の方が効果あります。水溶性食物繊維を積極的・効果的にとりましょう。不溶性食物繊維は、便が多くなるため、便が詰まる可能性が高いので不溶性食物繊維は摂らないで下さい。

水溶性食物繊維はこれらを積極的に食べることをオススメします。

  • らっきょう
  • ごぼう
  • アボカド
  • 寒天など

乳酸菌を摂取する

乳酸菌には2種類(動物性乳酸菌と植物性乳酸菌)あります。動物性乳酸菌は、腸を刺激して免疫力をアップします。植物性乳酸菌は、スムーズに流れ腸へと届きます。両者共に効果的あります。

日本人ならご飯を食べる!

ご飯は消化されながら水分も保持し、大腸まで届くので便を軟らかくする効果があるとされています。毎日欠かさず食べましょう。

また、もち麦には多くの水溶性食物繊維が含まれているのでご飯と一緒に食べることをオススメします。

その5:排便スタイルで直腸性便秘を効果的に解消!

トイレのやり方で直腸性便秘を効果的に解消できるって知っていましたか?
「様式トイレ排便スタイル」をマスターして便秘を解消しましょう。

方法

  1. 上体を前に傾けて座り、両ひじを太ももの上に置きます。(前傾姿勢)
  2. かかとを少し(床から3cm~5cm程度)あげます。
  3. かかとを上げることで腹筋に力が入りやすくなるので、意識してお腹に力を入れる(いきむ)ようにしてください。

その6:便秘改善方法と注意点

とにかく便を我慢しないで、すこしでも便意があればトイレに行くことです。我慢は本当に身体に毒です。排便時間をゆっくりとストレス無くすることが大事です。

生活習慣も便秘に影響するので規則正しい生活をしましょう。早寝早起きが大切です。軽い運動等を取り入れた生活習慣を作りましょう。

身体は常に温めましょう。それにより、内臓が温まり腸の活性化になります。症状がどうしても辛い場合は、病院に行くことをオススメします。無理しないようにしてください。

さて今回は超辛くて怖い便秘!直腸性便秘の原因と症状・効果的な改善方法とは?を紹介しましたが、いかがでしたか?
直腸性便秘は、特に辛い便秘ですので、普段の生活習慣や食事の改善、そして排便スタイルも取り入れながら、トイレに行きたくなった時はできる限り行ってください。ほんとに辛くなったときは、早めに病院に行って検査や適切な指導に基づいて、厄介な直腸性便秘を改善するよう努力してください。まずは、「直腸性便秘」の改善方法から始めましょう。

超辛くて怖い便秘!直腸性便秘の原因と症状・効果的な改善方法とは?

その1:直腸性便秘の症状とは?
その2:直腸性便秘になってしまう恐ろしい原因
その3:治さないと多くの影響と危険性がある!
その4:直腸性便秘の改善方法をご紹介!
その5:排便スタイルで直腸性便秘を効果的に解消!


超辛くて怖い便秘!直腸性便秘の原因と症状・効果的な改善方法とは?
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