睡眠不足は太る原因！？睡眠ダイエットが体質を改善する５つの理由

今となっては、ダイエットの方法は多種多様となり、そのジャンルは体を動かして脂肪を燃やすものから、全く運動せずにある簡単なことを習慣にして痩せようとするものなど様々あります。

その中でも今回は睡眠ダイエットについてです。端的に説明すると、きちんとした環境で適切な睡眠時間を確保することで痩せることができるというものです。とはいっても、ちゃんと眠るだけで痩せるというのはあまりに疑わしいと思いませんか？

実際、睡眠ダイエットで痩せることはほぼ不可能といってよいでしょう。ですが適切な睡眠によって、生活習慣を整え健康的な体をつくり、太りにくい体質と習慣を身につけることができ、結果的にダイエットになります。今回は、睡眠が体に与える効果について紹介していきます。

その１：睡眠不足は太りやすい！

睡眠不足が日常化すると太りやすくなります。これは科学的にも証明されている事実です。

まず、起きている時間が長いと食べる機会が増えるという当然の理由がひとつ。次に、深いに眠りについているときに分泌される成長ホルモンの分泌が少なくなり、逆に食欲を増進させる効果のあるホルモンが活発に分泌されます。

これらのホルモンの働きによって、３食しっかり食べたにもかかわらず無性にお腹がすいてしまうのです。これは生理的欲求とおなじものですから、我慢しようがありません。

これらのことから、睡眠不足によって太り続けるという負のスパイラルが完成してしまうのです。

その２：寝るのにもエネルギーが必要

実は、眠りにつくのにもエネルギーが必要なのです。私たちが眠っている間にも、３０分ランニングをするのと同じくらいのカロリーを消費します。これは、成長ホルモンが脂肪を分解する働きがあるからだと言われています。ということは、しっかり睡眠をとっていない人は、みんながやっている毎日３０分のランニングをサボっているのと同じことです。

また、成長ホルモンには肌の状態をよくする働きもあるようで、体に良いことばかりをもたらしてくれます。では実際にどのような環境、ルールで睡眠をとれば良いのかを具体的に説明していきます。

その３：夜１１時には布団やベッドで横になる

成長ホルモンがきちんと分泌されるには、午前２時に深い眠りについていることです。人間の体が本能的に眠気に襲われるのが午前２時前後の時間帯で、この時間帯が最も成長ホルモンの分泌が活発になります。そして、このときに眠りが浅いと、成長ホルモンの分泌が阻害されてしまいます。

深い眠りにつく時間は個人差がありますが、眠ってから約３時間後だといわれています。午前２時に深い眠りについているためには、逆算して１１時には寝ないといけないということになるのです。

その４：睡眠ダイエットするなら夕飯は早めに

眠っている間は、消化器官の働きが低下します。ですから、眠っているときに胃の中に食べ物が残っていると、胃に大きな負担がかかり、朝起きたときにだるさを感じることになります。もちろん、睡眠の質も下がります。

食べ物を消化するのにかかる時間は、ご飯やパンなどの炭水化物で２～３時間、肉や魚などのタンパク質になると４時間はかかります。ということは、１１時に眠るとするとだいたいその４時間前、つまり７時には夕食をとるのがベストということになります。

とはいっても、７時に夕食、１１時には寝るというのは人によっては難しいかもしれません。そんなときは、夕食はできるだけ消化の良いものを食べる、夕食と睡眠の間の４時間はそのままで寝る時間を遅らせるなどして対応すると良いでしょう。

その５：眠る前と眠る環境を整えよう

どんなにダイエットをしても睡眠の質が良くないと、頑張った結果が薄れてしまいます。

質の高い睡眠、つまりグッスリ眠るために気をつけねばならないことがあります。まず一つ目に、お風呂でしっかり体を温めることです。お風呂に入って体を温めることで血行を促進し、体をリラックスさせることが目的です。活動のスイッチををオフにして、身体が疲れをとる準備をします。

次に、寝る前のパソコンやスマートフォンの使用を控えることです。スマホやパソコンからは、ブルーライトが出ていて私たちの脳を刺激しています。ブルーライトを浴びると脳の活動が活発になり、夜なかなか眠れなくなります。

今となっては、家にケータイ、パソコン、ゲーム、テレビなどのデジタル機器は切っても切れない存在になっています。ブルーライト遮断メガネやiPhoneのNight Shiftなどをうまく活用すると良いですよ。

また、枕や寝具を変えてみたり、アロマを焚いてみたり、癒やし効果のある音楽を流してより良い睡眠を取れる環境も大事です。

さて今回は、睡眠不足は太る原因！？睡眠ダイエットで理想的な身体になる５つの理由について紹介しましたがいかがだったでしょうか？
寝れば痩せるというおいしい話ではないですが、太っている人はまずしっかりと睡眠をとっているか？生活習慣はどうなのか見直してみましょう。